誰でも怒りにかられたことがあると思います。
腹が立つ、むしゃくしゃする、むかつくい・・・。
怒りは感情というよりもむしろ、生理的なもの。
いったん腹が立つとなかなか収まらないことがあります。
そして、何にその怒りをぶつけたらいいのか、
ほんらいその怒りを向ける先ではない人や物に
怒りの矛先をむけてしまうこともありますね。
何かに怒りをぶつければ、それで少しはすっとするかもしれません。
でも、それで問題が解決するわけでなく、
自分の怒りによって、ますます怒りが増幅することもあります。
怒りは人を遠ざけ、人を恐れさせ、悲しませます。
怒りは真実をみえなくしてしまうものです。
どうしようもない怒りにかられたときは
深く呼吸し、自分自身を落ち着かせてみてください。
じつは、怒りの背後にあるのは、ほんとうは
もっと、繊細な感情であるのかもしれません。
わかってもらえないことへのいらだち、
自分自身の気持ちが踏みにじられたように感じるくやしさ、
やり場のない辛さ、焦燥感、孤独感・・・。
怒りの背後には「傷心(傷ついた心)」があると言われています。
その心をいやすには時間がかかることもありますが
もし、あなたが怒りを感じた時は
自分自身へのいつくしみをもって
怒りの背後に隠れている感情を、やさしく扱ってあげてみてください。
写真はカモミール。5月の庭に咲いていたものです。
癒し効果のあるハーブです。