男女の恋愛観の違い|婚活・告白・引き際…男と女でどう異なる?

男性と女性において、恋愛観は大きく異なります。

相手の考えや行動が理解できずに悩んでしまう時ってありますよね。

今回は、プロの心理カウンセラーが「男女の恋愛観の違い」について詳しくアドバイスしていきます。

婚活、告白、恋愛の引き際の3つのポイントに絞って、気になる男女の恋愛観の違いを解説していきます。

婚活の真剣度は、男のほうが高い?

婚活をするからには、男女ともにそれなりの覚悟は前提にあるものです。ですが、男性と女性では結婚に対するとらえ方に違いがあり、それが真剣度の違いに見えるようです。

一般的に、男性は結婚=「責任」と考えています。ですから、誠実な人ほど「きちんと責任を取らなければならない」と大きなプレッシャーを感じるのです。そして、「本当に自分は責任が果たせるだろうか」と考えます。

よく結婚を決めるためには「仕事が軌道に乗ったら」とか「貯金がいくらたまったら」と条件づけをする男性がいます。彼らの心理は、今の自分では結婚の責任を果たすのに不十分だと感じているので、目に見える肩書や貯金額などで自分を補完しようとしているのです。

この状態は、男性側からすると結婚を真剣に考えているからこそ出てくる発想なのですが、女性側からすると結婚を先延ばしにしようとして逃げ腰でいると思ってしまいやすいのです。

また、男性は結婚を「年貢の納めどき」と言うことがあります。女性もそうですが、ひとりの人に決めるときに「本当にこの人でいいのか」と葛藤します。マリッジブルーは男性にもあるのです。

結婚を買い物にたとえるのは不謹慎かもしれませんが、1000円の買い物だったら失敗しても「しょうがない」で済ませられますが、1億円の買い物なら失敗しないように慎重になります。男性は自分が感じる大きな責任と引きかえになるだけの価値を結婚に求めようとするので、なかなか「決められない」という現象が起こってくるのです。

一方、多くの女性は結婚に対して「安定」を望んでいます。婚活の動機はさまざまですが、周囲の友人が結婚・出産をしていく時期に自分だけが取り残されるように感じていたり、親の言うことや世間体を気にしたり、出産限界となるまでに子供を産んでおきたかったり、社会に疲れてひとりでいることが寂しかったり、何かに追われる感じがしていて、それから逃れるために結婚が「落ちつき先」に設定されていることも少なくありません。

もし婚活の動機が、あせりや、周囲と比較して出てきた劣等感をなくすためや、「自分には価値がない」と思うことを打ち消すためだったとしたら、ただ「結婚すること」が目的になります。その状態での婚活は、切実で必死なものとなるでしょう。切迫しているぶん、一見すると真剣度が高いように見えるかもしれません。

その結果、一般的には、結婚という重い「責任」を背負いたくない男性のほうが結婚に対して消極的になりがちで、結婚に今の状況の打開と「安定」を夢見る女性のほうが結婚に積極的になる傾向があります。結婚をどうとらえているかが、真剣度の違いのように見えてくるわけです。

出会いを求めて行動したり、より良い出会いのために自分を磨いたりする婚活は、「幸せな結婚生活を続ける相手と巡り合う」という目標に到達する手段・方法です。

結婚はゴールではありません。目的としての結婚ではなく、人生をともに生きていくパートナーと一緒にいたいから結婚するというような、結果としての結婚を目指しましょう。

年齢が高くなるほど、告白してこないのが男?

基本的に男性は自信がありません。プライドが高く、告白して振られて恥をかくのをとても怖がっています。また、男性は自分の年齢が上がるほど告白には慎重になる傾向があります。

男性の心理としては、女性の年齢が一定以上だと「結婚」について意識します。女性が結婚を考えるような年齢に達していると、つきあうことと結婚を結びつけて考えるようになるのです。

男性は、結婚に対して「重い責任を背負うもの」と感じていますし、「本当にこの人に決めていいのか」と葛藤します。女性側に「つきあうならば結婚を前提に」という意識はなくても、男性からすると結婚の影がちらついて見えるものなのです。

その結果、「好きにはなるけれど、告白までは」と二の足を踏んでしまいやすくなります。一般的に、男性は後々の責任問題になるのを恐れて「自分から“好き”と言いたくない」という気持ちがありますが、それは決して「恋をしたくない」わけではないのです。結婚の重圧を感じさせないようにして、女性側からアプローチしていくのも恋を成就させる方法だと思います。

男性と女性に大きな年齢差がある場合、男性は「自分でいいのだろうか」と考えます。男性が年上の場合「自分よりももっとふさわしい相手がいるのではないか」、男性が年下の場合「自分はうまく彼女を愛せるだろうか」といったところで、告白に二の足を踏むことがあるのです。女性側から「あなたでOKですよ」と男性にわかりやすいサインが出せると、恋が始まりやすくなります。

それから、男性がある程度、恋愛経験を積んだ年齢だと、過去の恋愛の痛手から恋をするのに憶病になっていることがあります。男性は女性が思う以上に傷つきやすいのです。やさしく扱ってあげましょう。

また、男性は年齢を重ねるごとに自分のスタイルが確立していって、相手のスタイルに柔軟に適応していくことが難しくなっていることもあります。ちょっと頑固になっているかもしれませんが、女性側のちゃめっけと遊び心を使って、かたくなな男性のハートをゆっくりほぐしていくとふたりの距離が縮められるでしょう。

女性のみなさんは、男性から告白されることにこだわるのをやめてみるといいかもしれません。恥ずかしがり屋さん同士が出会って、お互いに相手からのアプローチを待っているだけでは何も起こりません。本当に好きな人と幸せな恋愛ができるならば、どちらから告白してもいいのではないでしょうか。

心理学で「好意の返報性」という考え方があります。簡単にいうと、相手が自分に好意をもっていると感じると、自分も相手に好意をもちやすくなるということです。好意をもっていることを、恥ずかしがらずに表現していきましょう。あなたが好きになった相手には、好意を示す価値があるはずです。

「脈なし」と感じたら、引き際が早いのが女?

多くの場合、「脈がない」と感じ取る力は圧倒的に女性のほうが高いです。だから、引き際が早いのも女性側になることが多いのです。

恋愛に偏差値があるとすると、男性の中にも高得点者はいますが、一般的には女性と男性では大学生と小学生くらいの差があると考えてもらうといいかもしれません。女性は言語以外からも多くの情報を読み取ることが得意ですが、男性はそれが苦手です。

よく女性は電話をしながら別のことを苦もなくできますが、男性は複数のことを同時にすることがあまりうまくありません。パートナーの浮気発見も女性のほうが男性より目ざといものです。これらのことはもともとある男女差なのです。

そういう前提があるので、残念なことに女性がそれとなく「脈があるか」探りを入れていることに気づかない男性がいます。男性は探られていることに気づいていないので、いい反応も悪い反応もできません。この状態で女性側が「脈なし」と引いてしまうのは、始まる前にやめてしまうようなものです。探りを入れるときには、男性が探られていることに気がついて反応しているかどうかも見極めるようにするといいでしょう。

また逆に、恋愛経験が多くないときに、勢いに乗って盲目な恋をする人もいます。そういうタイプは、相手がNOサインを出していても「脈がない」ことに気づけない場合があります。すべてをポジティブにとらえすぎるのは不自然です。好きな人に好かれていると思いたい気持ちは誰にでもありますが、まずは現実を冷静に受け入れましょう。ダメなままゴリ押しして進むよりも、ダメを改善して再チャレンジするほうが恋は実りやすくなります。

「脈がない」とあきらめられる人とあきらめられない人には、大きな違いがひとつあります。あきらめられる人は「幸せな恋愛」を求めています。そして、あきらめられない人は「その人との恋愛」を求めているのです。

「幸せな恋愛」を望むならば、相手は一緒に幸せになれるであろう人のうちから選ぶことができます。Aさんがダメなら、Bさんとの間で幸せな恋愛を手に入れることができるでしょう。ところが、「その人との恋愛」に限定してしまうと、その人が自分を愛してくれないと不幸になるしかなくなってしまいます。

「彼じゃなきゃ・彼女じゃなきゃ」と思いつめると、結果的に自分が幸せになることを制限してしまうことになります。恋愛の目的は「幸せな恋愛」に設定しましょう。あなたの真実のパートナーは、どこかであなたを探して待っています。

それから、もし「脈なし」ばかりの相手を選ぶことをくり返しているようなら、あなた自身が本当に恋愛する準備ができているのかを見直すことも必要です。頭では「恋がしたい」と考えていても、心の奥に「恋なんてしたくない」という気持ちがあると、人は心の声に従ってしまいます。「恋なんてしたくない」という気持ちには、多くの場合「過去の傷」や「心の痛み」が背景に隠れています。それらを癒やしていくといいでしょう。

心の底から「幸せな恋愛」をしていきましょう。

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