女性を支配したい?ホスト通いは許せる?女性に対する男性の本音

男性と女性というのは、そもそも別な生き物とも言われており、考え方が相反するのは仕方のないことといえます。

その男女の違いをお互い理解し合い、歩み寄ることが、男女の関係を長続きさせる秘訣です。

そうは分かっていても、納得できない、理解できない部分というのは自然なことといえます。

今回、プロの心理カウンセラーが「女性に対する男性の本音」について詳しくアドバイスしていきます。

男性は女性を支配したい生き物?

男性は女性に対する支配欲をもちやすい生き物かもしれません。人によって程度の差はあれど、ほとんどの男性の中にこの支配欲はあると考えてもらっていいでしょう。

心理的にみて、男性というのは心の深い部分で狩猟民族的な感覚をもっている生き物だと言われています。ひと言で言えば、どんな男性も「ハンター」なんですね。

普段から狩りに出かけて、獲物を捕まえて、それを持ち帰ってくる。それが男性の仕事であり役割であるという発想を無意識的にもっているものなのです。

ただ、狩りに出かけたからといっていつも獲物が手に入るとは限りません。すると、男性の中にどんな発想が生まれるか。獲物が捕れない、手元に持ち帰るものがないことを恐れるあまり、狩りに出かけて捕まえた獲物を、できるだけ手元に残しておきたくなるわけです。

それも、男性の中に不安や恐れが強い度合いだけ、できるだけ捕った獲物を手元に置いておきたいと思います。「また捕まえてくればいいや」と思う男性もいるでしょうが、そのようなタイプの男性は自分にとても自信がある人。これを男女関係に当てはめてみると、男性が女性を失いたくないと恐れるがあまり、女性を支配しようとするということにつながるんですね。

また、男性の中には「力の強さ=男性としての価値」という無意識的な価値観があるんです。何事も支配する力が強いものほど優秀な男性であると、男性世界では見られることがあります。このことがさらに男性の支配欲を刺激するわけです。

多くの男性は「自分が女性に与えられるものを失ったときに、きっと女性は自分のもとから去っていく」と感じています。心の深いレベルでつねに「何ももっていない自分になど価値はない=狩りの下手な自分は死ぬしかない」といった発想をもっているのですね。これが男性にとって最大の恐怖のひとつ。何も与えるものがない状態をとにかく嫌いますし、そんな自分を必死に隠すんですよね。

ということは…勘の良い人はすでにおわかりかもしれませんが、多くの男性は「何ももたない自分が女性から愛される」とは決して思っていないということ。もしあなたが彼自身の存在をそのまま愛することができたとしたら、男性はあなたのことを心底、大切にするでしょう。それぐらい多くの男性は「無条件の愛」を知らずに生きていると覚えてもらえるといいかもしれませんね。

恋人や妻のホストクラブ通いを許せる?

恋人や妻のホストクラブ通いを許せるかどうか? 正直にいうと、人それぞれかなと思います。というのも、男性の価値観による部分が大きいからですね。

ただ、パートナーのホストクラブ通いは、多くの男性にとってショックな出来事であることは間違いないかもしれません。心中穏やかでないといいますか。特に男性がパートナーに対して本気であればあるだけ、2人の関係に疑いを持っていなければ尚更そう感じると思います。遊びだと分かっていても許せない男性は多いでしょう。

男女問わず、私たちはパートナーに対して「どんな自分をも愛してくれる」存在を求めるものだと心理学では考えます。つまり男性は無意識的に「女性の中に聖母の要素を見ている」ものなのですね。

聖母に見放される、裏切られるという感覚は強烈です。自分が無意味な存在のように感じるかもしれません。

だから、逆に「何も感じない」という男性がいるとすれば、男性のハートが成熟していてすでに許しているか、お互いに割り切れた自立した関係か、もしくはあなたに何も期待していないかのいずれかの可能性が高いでしょう。

さて、このような状況で男性が一般的に抱きやすい感情は、女性とは趣を異にすることが多いのです。男性はこの状況でも「愛されていない」「悲しい」とダイレクトに感じることは少ないんです。

多くの男性は「負けるのは嫌だ」「奪われるのは嫌だ」と感じることが多いはず。男性にとって「裏切りだ」と感じることの多くは「負ける」「奪われる」といった感覚の裏返しであることが少なくないのです。

誰に負けるかというと「ホスト」に。あなたではなく、あなたの裏にいる男性と、心理的な競争をするということです。心理学には「エディプスコンプレックス」というセオリーがあります。

簡単に説明すると、幼少期に起きる男性自身と父との、母親を巡る争いのこと。ここで男性が母親を父から奪う(父より愛される)経験をするとエディプスの勝者になり、逆に父親に負けるとエディプスの敗者になるといわれています。

そしてエディプスの勝者は父から母を奪ってしまった「罪悪感」を、エディプスの敗者は父に負けたという「無価値観」を覚えることになり、以後の男性の心理に影響を与えるといわれています。

パートナーのホストクラブ通いが分かった時の反応は、このエディプスの勝者、敗者のパターンで変わってくるんです。

男性がエディプスの勝者である場合、あなたを責めるのはもちろん、突き放すことになるでしょう。あなたのことを徹底的に批判し、罪であると糾弾するのがこのタイプ。逆にホストクラブ通いを許せたり、あなたとの関係を簡単に切り離せたりするのもこのタイプ。男性の中に自信があるだけ、そうなりやすいのです。

一方、エディプスの敗者である場合、あなたを責めるのですが、同時に彼自身、自分を徹底的に責めるでしょう。自分の至らなさや無力さを感じてしまい、ひどく落ち込んでしまう可能性があります。

この考え方はいろいろ応用ができますので、彼の言動をチェックしてみると、彼がどちらのタイプの男性か分かると思いますよ。

とにかく男性にとってパートナーの存在は、男としての存在理由や価値と繋がりやすい側面を持ちます。少なくともパートナーが他の男性との関係を必要としている事実は、男としての競争に敗北したことを意味するのだと覚えておいてくださいね。

女性の容姿と性格、どっちが大事?

「容姿も性格、どちらもいいほうがいい」人間はとても欲張りですからそう思う人がいてもおかしくありません。しかし現実は違うことが多いようで、完ぺきな男女が一緒にいることって、あまりないような気もします。人間である以上、完ぺきということはありえないもので、だから完ぺきにならなければいけない必要性もないのです。

さて、私たちの多くは視覚に頼った生き方をしています。目から入ってくる情報でさまざまな判断をして生きています。ですから、好みはあれど、容姿がいいだけで好印象をもちやすいのは確かです。

男性は見た目で判断するといいますが、あながちすべて否定できる言葉ではありません。男性は女性とは違い、もともとハンター的な要素を心の中にもっていますから、目に付くもので判断することは多いかもしれないのです。しかし、ふたりが恋に落ち、長く人生を共に生きるとき、容姿だけで判断していることは少ないような気もします。なぜなら男性は潜在的に母性を求める生き物だから…。女性にはやはりやさしくしてほしいと思う男性は多いはずです。

それでは、性格重視なのかという話になりそうですが、それはそれでとてもあいまいなんです。人によって気の強いタイプを好む場合もあれば、とにかく自愛の強いタイプを好む場合もあります。性格のよさを判断する基準も人それぞれであいまいなのです。つまり、私たちは容姿や性格といった一面的な要素だけで、人を愛しているわけではないんです。

さて、あなたが「相手は容姿と性格、どっちを見て自分を選んだのか?」といつも思ってしまうのであれば、あなたは、あなたが相手をどう思っているかではなくて、相手にどう思われているかばかり気にしているのかもしれません。

これは心理学的にみて、問題が起こりやすい状態です。あなたがパートナーに「どう見られているか」を意識しすぎて身動きが取れなくなると、この問題に足をすくわれてしまいます。

たとえば、ステキなパートナーを見つけてもアプローチできなくなってしまったり、相手に自分の本心を打ち明けられなくなってしまったり、逆に、相手になんとか自分の気持ちをわからせようと強くコントロールしたくなったり…。

大事なのは、真実は逆だということ。あなたが相手をどう愛したいかで、すべては決まってくるんです。私たちはいつも自分の足りないところばかり意識し、その不足感こそが幸せになれない理由だと感じやすいのです。「容姿と性格、どちらがいい?」という問いはその不足感が生み出すもののような気がします。

確かに人である以上、足りないところはたくさんあるでしょう。しかし、あなたがもっている価値や才能はたくさんあるはず。そのあなたなりの価値や才能をいかすことができれば、幸せになれるんです。私たちは等しく「私なりの価値や才能」をもっています。それを“個性”と呼ぶのかもしれません。そしてあなたはあなたである以上、そこに差や違いはあれど“優劣”などはありません。もし優劣を感じているとしたら、それはあなた自身なんです。

あなたのアピールポイントって何でしょうか。あなたが自信をもって「私はこれには自信がある」というものって何でしょうか。もし「わからない」という答えしか出てこないのであれば、過去の経験からあなたのハートはどこか傷ついていたり、自分自身に対してとても厳しい扱いをしていたりするのかもしれません。そこには癒やすべき心の課題があります。

過去に失敗や挫折感が強かったり、愛されたという感覚が薄く、拒絶されたりした経験があると、なかなか自分自身を愛するという発想がもちにくくなります。なので、そこで感じた感情を消化し、心の中の掃除をすることはとても大切なプロセスになります。

その上で自分を磨き、もっとすばらしいあなたになれたと感じたとき、あなたもきっとわかるはずです。人にどう思われているかということは大きな問題ではないということに。

↓人気占い師の電話占いを無料で体験!↓
あなたが抱える悩みや疑問の答えを
霊視で見抜きハッキリお伝えします。