「アーシング」とは?裸足で大地と直接つながる健康法のやり方

「アーシング」とは?

「アーシング」とは、靴下や靴を脱いで裸足で直接地面に触れる健康法です。

この方法は、 素肌で自然を感じながら、体内に滞留した電気を放電させるものです。

アメリカ・カリフォルニアが発祥とされ、大地とのつながりから「グラウディング」とも呼ばれています。

人間の身体は主に水分で構成されているため、電気を良く通します。現代社会では電化製品や携帯電話の電磁波に囲まれ、知らず知らずのうちに体内が帯電している状態にあります。これが、多くの現代人が悩む頭痛や肩こり、血行不良の原因の一つとされています。

現代人と違い、昔の人々は常に自然と触れ合うことで体内の電気を放電し、バランスをとってきたと言われています。

ですが現代の人々は、ゴム底の靴を履いてコンクリートの上を歩くことが多いため、先人たちのように自然と繋がることが難しくなっています。

そこで、素肌で地面に触れることで身体にたまった電気を放出し、体内の電気エネルギーのバランスを整え、身体の調子を整えるのが「アーシング」なのです。

「アーシング」のやり方とは?


アーシングの基本は非常にシンプルです。 靴を脱いで素足で地面に触れるだけです。

コンクリートではなく、芝生や砂、泥などに触れましょう。その他、シートを敷かずに公園の芝生や砂浜で横になる、川や海で泳ぐ、水に触れるといったことの他にも、手軽にガーデニングなどの土いじりもアーシングの方法として有効です。

身体の一部を地面につけることは、椅子に座りながらでも構いません。素足を地面につけるだけでなく、手のひらや体の一部が地面に触れるだけでもアースパワーを受け取ることができます。

特に導電物質である塩分のある海水に浸ることで、最も効率的なアーシングが可能です。

波打ち際を裸足で歩いたり、海水浴を楽しむことは、最高のアーシング手段と言えるでしょう。

同様に、自然の川や湖の水に触れることも効果的です。水は伝導性が高いため、川や湖に手足を浸すだけで確実にアーシングができます。

庭の手入れや土いじりも素手で行えばアーシングが可能です。

伝導性の高い泥に直接触れる田植や田んぼの手入れはおすすめのアーシング方法です。木に触れたり、自然に触れることにより、アーシングを行うこともできます。

親指と人差し指で木の葉を触るだけでもアーシング効果があるとされています。

アーシングをしている人と素肌で触れることにより、アーシングを行うこともできます。

裸足になっている人と手をつなぐと、体内の電気が相手に伝わって地面とつながります。同様に、地べたで寝転んでいるペットを撫でることも有効です。

室内でもアーシングを行う方法として、アースコンセントやアーシング棒を使用することがあります。

これらは導線を通じて地面に接続されており、通電性のあるシーツや枕に繋ぐことで寝ながらアーシングを行うことも可能です。

眠りながらできるため、長時間・定期的にアーシングを行うことができます。

なぜ今「アーシング」が必要なのか?

昔の時代、靴やサンダルがない時代では、人々は裸足で暮らしていました。

進歩とともに、履物が一般的になり、藁草履や下駄などの自然の導電性のある素材で土の上を歩いていました。

衣類も天然素材で作られ、住む家も導電性のある木材を使用し、地面に直接立てられていました。

自然の動物や昔の人々は、地面に触れながら生活していました。

しかし、現代では靴やサンダルが電気を通さないゴム製品で、地面はアスファルトで覆われ、大地に触れることが難しくなりました。家も木造でなくコンクリートで基礎が作られ、大地から離れた場所に住むことが一般的になりました。

衣類も電気を通さない化学繊維ででき、現代は電化製品や電線、電波などが身の回りに増え、昔とは異なる環境で生活しています。

昔は大地に触れ、電気の少ない環境で生活していましたが、現代は大地に触れず、目に見えない電気の多い状況で、さまざまな現代病が発生しています。原点に戻り、裸足で地球に触れることが、最も簡単で自然な健康法であると考えられています。

「アーシング」のメリットとは?

アーシングによるメリットは、身体面と精神面の広範に及びます。

疲労回復・炎症や痛みの緩和・メンタル面の安定の他に、 睡眠の質がアップしたり、 高血圧の改善血流改善といった効果が見込まれます。

自律神経やホルモンバランスの調整にも効果を与えることができるとされています。

最近手足が冷えていたり、むくんでいたり、足裏が湿っていると感じる方は、知らず知らずのうちに帯電している可能性が考えられます。そんな方にこそ、アーシングはおすすめなのです。

「アーシング」の原理・仕組みは何?

アーシングの原理には人間の体の性質が大きく影響しています。

私たちの身体は伝導体として機能しています。

電子は身体全体に広がり、無限の自由電子の宝庫である地球と電子によってつながります。

電子の主な供給源は地球そのものであり、地表に触れないと電子の不足が生じる可能性があります。

地球は常に余剰の電子を備え、本来は負電荷の状態となっています。これは、負電荷の自由電子が尽きることのない宝庫とも言えます。

体を大地とつなぐことで、蓄積された電気を外部に放出します。アーシングは素肌を大地に触れさせるだけで効果があります。

アーシングを行う間は体に電気が蓄積されることはありません。

同時に、太陽光を浴びることと同様に、大地のエネルギーに触れることで好循環のエネルギーフローが生まれます。

地面との接続が前提となるため、電磁波の除去や防止とは異なるアプローチが求められます。

裸足になることで、身体からの電気が地面に伝わり、電気が放出されて体表の電位が大地と同じレベルになります。これにより、電気的なバランスが取れ、体内の電気的なバランスが改善されると言えます。

靴底のゴムは電気を通さないため、体の電気を地面に伝えることができません。

裸足になる必要はなく、素手で地面や自然に触れる、海水に浸る、通電性のあるアーシングシューズを履く、室内でアーシンググッズを利用するなどの方法もあります。

電子は量の多い場所から少ない場所へ流れる性質があり、地面と素足が触れ合うと電位が等しくなります。これがアーシングの最大の効果の一つです。

植物も同様に地球に根を張り、その生命を育んでいます。地球の自然な電気シグナルとのつながりを通じて、アーシングによって体内の電気を安定させることが可能となります。

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