「友達以上恋人未満」とはどういう意味?

「友達以上恋人未満」の意味は2通りあります。

1つ目は、お互い相手に好意があるけれど今一歩踏み出せずにいる関係です。

この場合は双方が相手の気持ちに気付いておらず関係を崩すのが怖くて告白ができないケースと、薄々両思いであることに気づいているけれどなかなか告白ができない状態が続いているケースがあります。

2つ目は友達以上に仲が良いけれど異性としての意識をしていない、もしくは自分の気持ちに気付いていない状態を指します。

どちらにせよ、煮え切らない状態を脱したいと思った時に頭を抱える人が多いようです。

「友達以上恋人未満」の男女の特徴とは?

「友達以上恋人未満」の男女は、信頼し合っており、普段からよく2人きりで出かけたり、特に用が無くてもやりとりが続くといった距離感で接しています。

中には体の関係を持っている場合もあるようです。

会いたい時に会えるようなラフな関係性で、傍から見るとまるで「恋人のようだ」と思われるほど、距離感が近い状態にあります。

お互いに好意を持っている事ももちろん考えられ、相手が他の人と仲良くしていると嫉妬してしまうことも。

ですが告白をしていないため、あくまで「友達以上恋人未満」という関係性になっています。

(1)よく2人きりで出かける

もし2人が普通の友人関係なら、出かける時は共通の友人らとグループで行動することの方が多くなるでしょう。

しかし「友達以上恋人未満」の場合2人きりで過ごすことに楽しさや幸せを感じるため、誰も誘わず、まるで恋人同士のように2人きりで出かけることの方が多くなります。

出かけるコースも、映画や食事、テーマパークなど、周りからカップルだと違和感なく認識されるようなデートコースになる場合が多いです。

(2)信頼し合っている

「友達以上恋人未満」の場合、価値観が似ていたり考えていることが一緒だったりととても相性が良いので、何でも打ち明けられる間柄であることも大きな特徴です。

例えば恋人の場合、本音をぶつけて喧嘩になって別れるという恐れがありますが、親友でもなく恋人でもないつかず離れずの絶妙な関係だからこそ、安心して本当に思っていることを口にすることができるのです。

時には突っ込んだ恋愛談義をすることもあるでしょう。

(3)お互いに好意を持っている

「友達以上恋人未満」の意味で前述したように、言葉にはしないけれど実はお互いに好意を持っていることが「友達以上恋人未満」の最大の特徴といえます。

好意があるからこそ告白してはっきり振られるのが怖く、なかなか一歩踏み出せずにいるのです。

周囲から見ると付き合っているも当然の関係だったり、お互いが好意を持っていることが明白だったりするので、友人の方がヤキモキするというパターンも多いでしょう。

(4)恋人のような距離感

人にはパーソナルスペースというものがあります。

初対面の人とは距離を置き、心を許している人ほど距離感が近くなります。

しかし、どれだけ仲が良くても、友人であれば体が触れないくらいの距離感を保つのが一般的ですが、恋人ではないのに話す時に触れる距離まで近づいたり、ピッタリ寄り添って並んで歩いたり、手をつなぐなど直接繋がったりして無意識に距離が近くなる場合は、「友達以上恋人未満」の関係と言えます。

(5)体の関係がある

互いへの好意が膨らんだり、場が盛り上がった場合、「友達以上恋人未満」の状態のまま体の関係をもつパターンもあります。

とくに男性側は、「付き合おう」という意思確認をする前であれば、たとえ体の関係を持ったとしても友人であると考える人が少なくありません。

ここまで関係が進んだ場合、一方は付き合っていると誤認しているケースもあるので、体の関係を持った時は2人の関係性を話し合って確認した方がよいでしょう。

(6)特に用が無くてもやりとりが続く

友人間でもLINEなどのやりとりを気軽にしますが、「友達以上恋人未満」の場合、異性としての好意が前提にあるため、会えない間も相手のことが気になったり、いつも繋がっていたい気持ちが我慢できず、用事がなくても連絡をすることがよくあります。

とくに男性はダラダラと中身のないやりとりをすることが苦手な方が多いため、用事がないにも関わらずやりとりしている場合は、友人以上の好意がある証です。

(7)相手が他の人と仲良くしていると嫉妬する

恋人ではないはずなのに相手が他の異性と仲睦まじくしているのを見ると嫉妬の感情が湧くことがあれば、すでにただの友人ではなく、「友達以上恋人未満」の関係であると言えます。

ただの友人であれば、相手の恋の行方を見届けて応援もできるはず。

しかし「友達以上恋人未満」の場合は、お互いが友人よりも特別な存在だと思っているため、他の人を特別視していると感じると我慢できなくなるのです。

(8)スキンシップが多い

「友達以上恋人未満」の場合、肩をたたくなどの友人にするスキンシップではなく、肩を寄せ合ったり手を繋いだりと、まるで恋人にするようなスキンシップをすることがあります。

人によってはハグやそれ以上のスキンシップがある場合もあるでしょう。

ただの友人にならそこまでのスキンシップはしませんが、好意を持っている異性だからこそ、無意識に「触れたい」という気持ちが溢れ恋人のように触れ合ってしまうようです。

(9)会いたい時に会える

恋人ではないけれど、気づけばよく2人一緒にいたり、何かあればまず相手を誘ったりする場合が多いことも、「友達以上恋人未満」の関係であると言えます。

相性が良いので一緒にいて居心地がよく、また楽しいため、自然と常に一緒にいることが多くなるのです。

また「会いたい」と思った時に相手もそう思っていることが多くすぐに会うことができるのも、ただの友人ではない「友達以上恋人未満」の関係の特徴と言えます。

「友達以上恋人未満」の相手が告白してこない理由とは?

(1)気まずくなりたくない

普段は一応友人として接しているため、実は異性として意識していることがはっきり相手に伝われば、「気まずい思いをしそうで告白に踏み切れない」と考えている場合があります。

この場合、相手はあなたの好意を少なからず感じ取ってはいるものの、自信が持てず、振られる可能性もあると委縮しているケースが多いです。

もしくは、異性として見ているのは自分だけだと思い込んでいる場合もあります。

(2)今の関係を壊したくない

そもそもお互いに好意があって一緒にいると居心地がよく、親友以上の関係を築けること自体がとても貴重なことだといえます。

そんな大切な相手との関係性が壊れるような行動を避けたいがため%に、告白をしてこない場合もあります。

勝算がないまま告白をして振られた場合、今の居心地のいい関係を続けるのは無理ですから、それならこのまま一緒に長くいられる方を選択をする人は少なくありません。

(3)現状に満足している

異性としてお互い意識するよりも、性別を超えて居心地のいい付き合いができる今の関係性にすでに満足をしているケースもあります。

大人になればなるほど趣味を共有したり、気軽に一緒に出掛けられる人は少なくなってきますから、相性が良く誘いやすい「友達以上恋人未満」の相手を失いたくないという心理です。

この場合相手はあなたに対し異性として好意ではなく、友人としての好意を抱いています。

(4)そもそも恋愛対象として見ていない

(3)の「現状に満足している」にも通じますが、そもそも相手のことを異性として意識しておらず、恋愛対象として考えていないために告白をしてこないケースもあります。

この場合、最初に友人としての関係性が確立してしまい、今さら男女関係になることが恥ずかしいという心理が働いています。

もし一方が片思いをしているなら、まず異性として意識させる方法を考える必要があります。

「友達」と「恋人」の境界線とは何?

友達と恋人の境界線となる要素は、相手に対してときめきを感じるか・恋愛感情を持てるかどうかという部分です。

具体的には、例えば相手と手を繋いで歩けるかどうか・キスできるか・肉体関係を持ちたいと感じるかどうかで、友達の境界を超えて恋人になれるかが判断できるでしょう。

相手と将来ずっと一緒にいたいと思ったり、自分の信頼している友人や、家族に紹介できると感じるならば、その人物は友達を超えた恋人関係になっても、今のような強い絆を維持することができるでしょう。

では、「友達」と「恋人」の境界線について、1つ1つ要素ごとに、シチュエーションや状況を詳しく見ていきましょう。

(1)相手にときめきがある

友人なら一緒にいて「楽しい」「居心地がいい」という気持ちが湧きますが、ドキッとするような「ときめき」を感じることはありません。

理屈ではなく、相手を見た時にほかの友人には感じないドキドキを感じたら、それは異性として特別に意識している証と言えるでしょう。

もし「友達」と「恋人」の境界線を超えたいなら、いつもとファッションやメイクなどで雰囲気を変えてみたり、女性らしいしぐさを意識するなどして自分の新たな魅力をアピールし、相手にドキッとさせるきっかけを与えるとよいでしょう。

(2)恋愛感情を持てる

相手に恋愛感情を持てるかどうかも「友達」か「恋人」かを決める大切なボーダーラインです。

とても仲が良いしいつも一緒にいるけれど、相手のことを友人としてしか見られないのであれば、「友達」から「恋人」へ昇格することはなかなか難しいでしょう。

気持ちにはっきり線引きをすることはなかなかできませんが、例えば世の恋人がすることを相手とできるかイメージする恋愛感情の有無がみえてくるでしょう。

また相手に恋愛相談ができるのであれば、その相手は「恋人」ではなく「友達」であると言えます。

(3)手を繋げる

「友達」と「恋人」の境界線がみえてくるスキンシップとして、「手を繋げるかどうか」というものがあります。

仲のいい友人なら肩を叩いたり、肩を組んだりといったスキンシップまではしますが、2人きりで出かけた際に街中で手を繋ぐことができたら、それは「恋人」候補として脈があると考えて良いでしょう。

実際に街中で手を繋ぐ男女をみたら自然とカップルだと思う人が大半のはず。
人混みの中で迷子にならないようにといった理由なくふと手を繋ぎたくなったら、それは異性として好意を持っているという証です。

(4)キスできる・抱きたいと思う

相手に友人以上の好意を抱いているかは、通常のスキンシップを超えてさらに「触れたい」「触れられたい」という気持ちが自然と沸き起こるかどうかも1つの指標になってきます。

異性として好意を持っている相手に「触れたい」というのは人間の本能的な欲求です。

相手と一緒にいる時に「もっと近づきたい」「キスしたい」「体の関係を持ちたい」と思うなら、友人以上の関係を望んでいるということ。

また相手の肌に不意に触れた時に少しでもドキッとしたら異性として意識していると言えるでしょう。

(5)将来ずっと一緒にいたいと感じる

相手とこの先の人生もずっと一緒にいたい、離れたくないと思うかどうかも、「友達」と「恋人」を分けるボーダーラインです。

仲のいい友人ももちろん長くお付き合いしていきたいと思いますが、「恋人」候補の人に対してはより踏み込んで、もっと自分の人生に深く関わって欲しいと思うかどうかがポイントになってきます。

同棲や結婚など、「恋人」候補の方が友達よりももっと親密な関係を自然とイメージできたり、現実的な2人の将来の話ができたりするなら、友人以上である証と言えるでしょう。

(6)友人や家族に紹介できる

相手の気持ちが本気かどうかを見極めるポイントにもなりますが、「友人や家族に紹介できる、紹介したい」と思えるかどうかが「友達」と「恋人」の大きな違いになります。

長い付き合いの友人や自分の家族に異性を紹介するのは、なかなか勇気と覚悟のいること

相手と今後とも仲良くしたい、または末永く付き合っていきたいと考えていないとできません。

親友として大切だから紹介する場合もありますが、異性を紹介するということは「将来の結婚相手や恋人候補と思われてもいい」と考えて良いでしょう。

「友達以上恋人未満」の関係を恋人に進展させるには?

なかには友人以上の特別な存在で居心地のいい「友達以上恋人未満」のまま、今の関係が続いてもいいと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、もし相手に恋人ができたら今の関係は崩れ疎遠になる可能性は非常に高いです。

なぜなら、恋人が別にいるのにあなたと2人きりで出かけたり、友人以上のスキンシップをとったりすることはなくなるからです。

「友達以上恋人未満」という不安定な関係は決して永遠には続きません

こう考えた時に喪失感や焦りを覚えるなら、恋人関係へ前進させるために動き出しましょう。

もし自分の片思いの場合、相手の意識を変える必要があります。

自分磨きをしてキレイになる努力をしたり、雰囲気を変えたりして、相手に異性として意識をさせるきっかけ作りを続けましょう

またわざと他の異性とデートに出かけ嫉妬心を芽生えさせる方法もおすすめです。

「これまで無意識に自分が一番近しい存在だと思っていたのに違った」という焦りやモヤモヤが、恋愛感情に気づかせるきっかけとなることもあります。

両片思いだった場合は、相手に自分の気持ちをアピールしたり、思い切って告白をすれば、一気に恋人関係に昇格できるはずです。

いずれのパターンの場合も忘れてはいけないのは、すぐに答えを求めないこと

長く友人に近い関係でいたのですから、相手の心や関係性を変えるには時間がかかります

またタイミングを見計らうことも大切でしょう。