振られる恋における男女別の特徴。失恋に効く特効薬は新しい恋?

好きな人から振られてしまった…失恋後は男性でも女性でも辛い思いをするもの。

ただ、失恋に潜む深層心理には、男女で異なる特徴が見られるようです。

今回は振られる恋における男女別の特徴について、プロの心理カウンセラーが詳しく解説していきます。

相手の愛情を“わがまま”で計ってしまう女性心理

「わがままな女」がダメかどうかを考える前に、まず何で「わがまま」になってしまうのか、考えてみたいと思います。

恋人に対してわがままになってしまう場合、そこには、わがままを聞き入れてくれるかどうかで愛情を測ってしまう、という心理が隠れています。

「わがままを聞いてくれたということは…つまり、愛されているということよね」ここで一旦はホッと胸をなでおろすわけですが、その裏には「わがままを聞いてくれないということは…結局、愛されていないのね」という気持ちが隠れています。

つまり、相手がわがままを聞いてくれるか否かが、愛されているかどうかのバロメーターになってしまっているのです。

「好きだというなら、その証明にわがままを聞いてよ」これは「欲求」ではなくて、「要求」というニュアンスです。これを聞いた相手はどんな感じがするでしょう?

男性が本来持っている“大好きな恋人の望みを叶えてあげたい”というヒーローや王女を助け出す騎士のような想いが、要求をのまなくてはいけないとなると、奴隷扱いされたようなプレッシャーを与えてしまうかもしれません。

望みを叶えてもらって当たり前という構図になってしまうと、彼の側は何かしてあげたいという気持ちがすり減って、だんだん疲れが溜まってくるんですね。

また、彼が自分自身の欲求(何かしてほしい、とか、甘えたい、など)を我慢している場合は不満も溜まっていって、結果、争いが起こりやすくなります。

そうなると、彼が疲れきってしまうのが先か、お互いの不満が爆発するのが先かで、いずれにしても恋愛は破綻しやすい状態になってしまうわけですね。

とはいえ、わがままというのを良い側面から考えると、それは自分の欲求の表現でもあるので「自由奔放」「自分に正直」という魅力にも変えることができます。そう考えると、わがままはただ単にダメ、我慢すべきというものでもありません。

まずは「わがままを聞いてくれる」ということ以外から、愛されていることをたくさん感じられるようになることが大事です。

もし恋人だけにわがままを言ってしまうようなら、他の人にも「お願い」や「助け」を求めることができるようになるといいですね。他の人からも大切にされているんだと感じられるようになると、自分自身の気持ちもが安定します。

すると自分の欲求が望み通りにならない時でも穏やかな気持ちでいられたり、恋人があなたを大切にしてくれたことに対しての感謝も表しやすくなったりするでしょう。そこではじめて「わがまま」が魅力に変わっていくんですね。

まずは、愛されていることを受け取り、要求を突きつけるわがままではなく「可愛いわがまま」が言える女性を目指しましょう。

振る時ははっきり言う? 男性の本質

「彼女の辛い顔や、涙を見たくない」だから、「できれば自分から別れを切り出したくない」「はっきりとした別れの形をとりたくない」と、思う男性は少なくないようです。

にもかかわらず、男性が別れを言い出す状況というのはどんな時なのでしょうか。よく聞くケースの一つに、「相手を幸せにする自信がなくなってしまった時」があります。つまり「自分と付き合っていても彼女は幸せではない」「彼女を幸せにすることが、自分にはできない」という思いが大きくなった時に、別れを決める男性が結構いるようです。

男性には、元々「ヒーロー願望」があって、“自分はいつも大好きな彼女にとってのヒーローでいたい”という思いがあるんですね。つまり、彼女がいつも笑顔でいてくれるということが、「自分が彼女を幸せにできている」という彼の自信になる、ということなんです。

ですから、彼女が不満をたくさんためている、いつも悲しそうな顔をしている、会うたび怒っているなどの理由で、彼女の顔から常に笑顔が消えてしまうと、ヒーローでいることができていない自分に自信をなくしてしまうんですね。

男性は、脳の構造からも、女性と比べて、同時に複数のことを考えられないと言われていますから、そんな時に自分自身も仕事が忙しかったり、何か他のことで頭がいっぱいになっていたりすると、「やっぱり自分は彼女を幸せにしてあげられないんじゃないか」「無理なんじゃないか」という結論に至りやすくなるのではないかと思います。

また、一般的に男性は、子供の頃から「男の子なんだから我慢しなさい」という理由で、感情をあまり表に出さないようにしつけられることも多く、大人になってからも、社会生活をスムーズに生きるため、感情表現を最小限にして過ごしている人が少なくありません。

女性からすれば、彼はなんだかはっきりしないとか、彼の本心がよく分からない、と思うことが多いかもしれませんが、そういう時、実は男性自身も自分がどう感じているのか分からない場合が多々あるようです。

そのせいか、男性からの別れの言い出し方として「自分の気持ちがさめた」「嫌いになった」のように、自身の感情から出た能動的なものよりも、「自分よりももっといい人がいるんじゃないか」「他の人といたほうが幸せなんじゃないか」といった相手のことを考えた客観的な言い方が多くなるのです。

女性にとっては、ストレートな感情で表してもらったほうが分かりやすいため、彼が言う別れの理由が他人事みたいで釈然としない、という場合が少なくないかもしれません。そうなる前に、彼がもっと素直な感情表現をたくさんできるように、女性側のサポートが求められているといえるでしょう。

失恋の特効薬は新しい恋? 失恋の痛みへの向き合い方

失恋した直後は、心に大きな傷ができています。誰しもそんな時は「とにかく急いでその傷をふさぎたい!」と思ってしまいます。「恋を失くしたことで傷ついたのだから、新しい恋をすれば、その傷は癒えるはず」もちろん、それは一つの特効薬といえるかもしれません。

ただ、その特効薬は、誤って使ってしまうことがあるので注意も必要なんです。

失恋直後というのは、とにかくその痛みを何とかしたいという思いが強いですよね。ですから、痛みを麻痺させてくれるものや、一時的にでも忘れさせてくれるものが、特効薬だと思いがちなんです。

そうすると、自分が新しい恋の相手を好きなのか、それとも前の恋の傷を何とかしたいだけなのか、本当の気持ちがわからなくなってしまうんですね。

また、失恋から立ち直っていない間は、元彼(元カノ)の形にぽっかり空いた穴を何とか埋めようとすることが多いんです。だから、新しい恋の相手が、その形にはまらないと、実際の相手を知る前に「やっぱり違う」と感じてしまったり、つい前の恋人と比べてしまったりしまう。結果、恋愛がうまくいかないことも少なくありません。

そんな風に、失恋直後は、恋の誤作動が生じやすくなるんですね。そういう意味では、失恋の特効薬というのはないのかもしれません。

私からおすすめしたいのは、まずはしっかりと失恋の痛みに向き合うこと。そして、それを誰かに話すことで客観的になり、恋の「喪」に服す期間を取ることです。

恋の「喪」に服す期間を持つことで、傷ついた心が少しずつ癒えてくるんですね。その期間は自分に優しくしたり休息を取ったりすることも大切です。

そうしないと、ただむやみに自分を責めたり、後悔したりすることが多いため、前に進むことが難しいのです。

心の傷が癒えてくれば、少しずつ自分の恋のパターンや好きなタイプの人が冷静に見えるようになります。終わった恋を反省することもできますし、次の恋のスタンバイOKにもなります。

その頃には、過去の失敗は繰り返さないぞという気持ちが、自分を責める方向ではなく、前向きなほうを向いているはずです。そんな時に新しく異性と出会えば、元恋人とは関係なく、その人自身の魅力をしっかりと感じ取ることができるでしょう。

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