「女性が貢ぎたくなる男性」と「男性が貢ぎたくなる女性」の違い

なんだか、あの人には何か尽くしたくなる…。

そんな「女性が貢ぎたくなる男性」と「男性が貢ぎたくなる女性」の特徴に違いはあるのでしょうか?

今回は、プロの心理カウンセラーが「貢ぎ愛による男女の違い」について詳しくアドバイスしていきます。

男の40代は女性に貢いでしまいがち

男女を問わず、恋愛が思うようにいかない期間が長くなればなるほど、どうしても自分の価値を認められない、ということが少なくありません。

たとえば、30代、40代になって、「自分のことなんて、誰も愛してくれない」「自分の存在価値がよくわからない」そんな失望感や無価値な自分を感じているときにできた恋人は、その人にとって、とても大きな存在になるのも無理はありません。

そこで、やっとできた恋人に対し、「相手を喜ばせたい」「笑顔にしたい」と思うと、自分以外のものを使って喜ばせるしかないと考えてしまうことがあるのです。

とくに男性は感情を抱くのが苦手な人が多いので、相手の女性が喜んでくれることをしてあげて、そこから相手の気持ちを感じとろうとします。それは、お金だったり、物だったり、時間だったり、つまり ありのままの自分以外のもの。これが、貢ぐという心理の原型になるのです。貢ぐ「額」や「数」の多さは、その男性が感じている無価値感の度合いに比例します。

そして、それをくり返していると、やがては、“何も貢ぐものがないと、相手が去っていってしまうのではないか”という恐れを感じるようになってしまいます。「恐れ」を土台にした貢ぎの行動は、だんだんエスカレートしていきがちで、そこから逃れにくくなっていきます。そのため、相手が、機嫌が悪いとき、怒っているとき、悲しいとき、寂しいときなども、直接相手と向き合うことがどんどん難しくなるのです。

そんなときは、まず、恋人から愛されているのは、自分自身なんだという自信をつけることが大事です。そのためには、自分の弱み(不安な気持ちや恐れなど)をあえて相手に見せるという「強さ」を身につける必要があります。

貢ぐというのは、与えるけれど、自分は受け取らないという行為です。でも、お互いの繋がりを感じることがきちんとできたなら、相手に与えるだけでなく、自分自身も受け取ることができるようになります。そのときこそ、本当の「ギフト」を相手に与えられるはずですよ。

女の30代は男性に貢いでしまいがち

いつの頃からか、「女の賞味期限」なんていう言葉を女性自身も使い、自分の価値をそれで判断したり、わざわざ自信を失くしたりするような表現を使うことも多くなってきたように思います。

たとえば、30代になってから恋愛がうまくいかなくなったり、まだパートナーが見つかっていなかったりすると、ついまわりの目なども気になってきて、なんだかすっかり自分だけが取り残されたようにあきらめモードに陥ったりします。

30代で仕事をがんばっている女性というのは、キャリアも積み重なってきて、部下のいる人も少なくないでしょうし、貯蓄などもある程度できているなら、なおさら自立的な人が多いといえるでしょう。

心理的に「自立」というのは、男性的なエネルギーが強いと考えます。つまり、女性であったとしても、男性性のエネルギーをたくさん使っているということです。「甘えたことなんか言ってられない」「できないなんて言えない」「めそめそなんてしてられない」といった感じですね。

そういうときに、男性性の強い男性とお付き合いして、ふたりが切磋琢磨していられるうちはいいのですが、お互いの男性性が競争するような形になると、ケンカがどんどん増えていきがちに。

ですから、むしろ女性性の強い依存的な男性との関係で、バランスを取ってしまうことがあるわけです。そして、その男性の夢を応援したくなったり、生活自体を助けたくなったりするのかもしれません。

普通ならば、それはまったく問題ないように思うのですが、このときに「自分にはもうあまり価値がない」と感じていると、「与えるけれども受け取れない」という状態になってしまいます。それが「貢ぐ」という形です。さらに、それをそのまま続けていると、今度は貢がずに愛を得ることはできないという「恐れ」がどんどん増していってしまうんですね。

そんなときには、もう一度 自分らしさを取り戻すことが必要です。「賞味期限」という言葉は、すでにできあがった商品に対して使う言葉ですが、私たちは生きていますから、いつまでたっても完成はないと思えばいいのです。毎日新鮮な自分をつくり続けて、魅力を取り戻し、必要以上に貢ぐことなく、ステキな恋愛をしましょう。

男性は貢がれると断れない?

“貢ぐ”というのは、相手に対し、お金や物などを無償であげるという行為をいいます。その元になっている気持ちは、相手が大好きで相手の喜ぶ顔が見たいからとか、何か相手の役に立ちたい、尽くしたいなどです。その行為は、裏を返せば「あなたはそれだけ価値のある人ですよ」というメッセージにもつながっています。

私たちはみんな、誰かから認められたいという思いを持っていますので、そんなメッセージをもらうことがとても嬉しいわけなんですね。そばに、その嬉しさをいつもくれる人がいたら、だんだんとその人を大切だと思うようになり、いつしかその人を必要不可欠と感じるようになるでしょう。

貢ぐ女性は、そんな心理のもと、男性の気持ちをつなぎとめておこうとするでしょう。それは、もらったものは何かお返しをしなければという、バランスを保とうとする男性の心の働きにも訴えかけます。

でも、基本的に男性は、パートナーには“与える”ことをしたいと思う人が大半で、“受け取る”ばかりだと重く感じる傾向があります。それで、女性から貢がれることを当たり前にするために、対等ではない関係を自分の心の中に作ってしまうのです。

たとえば母親に甘えるように非常に依存的になってしまったり、貢ぐだけの女として、相手の価値を低く見てしまったりすることです。そうなると立場が逆転して、今度は貢がれる男性側がリードする関係になってしまいます。

貢いでしまう女性というのは、基本的に、自分に対しての自信や価値を低く見る傾向にあります。本来なら、愛の行為である相手に“与える”ということが、無価値感(自分自身に価値を見いだせない)から起こした行為になってしまうと、相手の気持ちをつなぎとめるどころか、物理的にはつなぎとめておけたとしても、気持ちはどんどん離れてしまうという可能性が高くなります。

いずれにしても、一方通行の関係は、お互いの魅力をどんどん減らしてしまい、親密感を抱きにくくします。ですから、“貢ぐ”だけの関係になってしまうことは、できるだけ避けることが大事です。

お互いに、ただ存在するだけで愛しい。自分にも相手にも、そんな気持ちになれる関係を目指したいものです。

男性から金銭的に頼られるのはなぜ?

まず、男性が金銭的に頼ってくる時というのは、あなたに対して、かなりの「安心感」を持っている、と考えられます。

安心感を持っている状態というのは、まずは「自分はお金がない」ことを、あなたが知ったからといって、あなたが自分のもとから去ってはいかないであろう、というのが一つ。そのうえで、あなたなら何とかしてくれるんじゃないか、自分を助けてくれるんじゃないか、という気持ちがあるのです。

でも、いくら安心感を持ってくれるからといって、金銭的に頼られてばかりは嫌ですよね。何とかしたいものです。

ここでちょっと考えてみてもらいたいんですが、私たちの周りで、どんなに自分がダメな子や悪い子であったとしても、去っていかない人、もしくは、去っていかないでほしい人というのはどういう人だと思いますか?

それは、ほとんどの場合“お母さん”のような存在なのです。その人の実際の母親がどうだったか、というのは別にしても、理想の母親像というのは、やはりいつでも、どんな時でも子供を守り、愛してくれる存在です。

つまり、金銭的に頼ってくる男性は、母親像の優しい側面だけを相手の女性に重ね合わせて“甘えなおし”をしている状態とも考えられるのです。

また、頼られやすい女性、つけこむ隙を与えやすい女性というのは「NOと言えない人」「自分よりも、相手を尊重してしまう人」というのが特徴として挙げられますが、あなたの場合、どうですか?

NOと言えない人の多くは「自分が我慢すればいい」「自分がもうちょっと頑張ればいい」と考えることができる、本当はとても強い人なんですね。でも、その裏側には、NOと言うと嫌われるんじゃないか、捨てられてしまうのではないかという怖れを抱えているんです。

金銭的に頼られ、それに応えることで二人の関係がつながっているのだと感じてしまうと、今度はお互いがその関係に依存してしまい、なかなかそこから抜けられない“共依存”の関係になってしまう可能性があります。

そうならないためには、まずは自己価値を上げることが重要です。それは、金銭的に助けてあげることをしなくても、自分は愛される価値がある、ということを認めるということです。

頼られる人というのは、本来とても優しくて、相手を助けてあげたいという気持ちの強い人ですが「自分を助ける」ことを後回しにしてしまいがちな人でもあります。こういう人は、相手にするように自分にも優しくし、自分の理想や意見がはっきり言えるよう自信を持っていくことが大事です。

こうすることで、男性に一方的に甘えられることも減っていくことでしょう。

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